英語のインプットとアウトプットのバランスは目的によって変わる!

英語学習をする際、インプットとアウトプットはどういうバランスにしたらいいだろうか?

 

ある人によると「日本人はインプットは充分だからアウトプットすべきだ」と言うし、またある人は「インプットで基礎を身につけた後でないとアウトプットの効果が減る」とも言ったりする。

 

では一体、正しい英語のインプットとアウトプットのバランスはどういうものなのだろう。

正しいインプットとアウトプットのバランスとは

英語学習をする際のインプットとアウトプットのバランスをどう配分すればいいか、それには大きく分けてポイントが2つある。

それはこうだ。

[su_box title=”英語のインプットとアウトプットのバランスをどう決めるか?” style=”soft” box_color=”#131313″ title_color=”#ffffff”]

  1. 英語を学ぶ目的によって学習配分は変わってくる
  2. 基本的には、インプット無しにアウトプットをしても意味がない

[/su_box]

この2つが非常に重要になってくる。

それぞれについてもう少し詳しくみていこう。

英語を学ぶ目的によって学習配分は変わってくる

実は、英語学習をする際のインプットとアウトプットのバランスというのは、その人によって変わるのだ。

 

当然、その人の現状の英語力が異なるから当然だと思うかもしれない。

しかし現状の英語力だけではなく、大切なのは、英語を学ぶ目的によって、学習バランスが変わってくるという点なのだ。

 

例えば、TOEICのスコアをとりたい人の場合、インプット重視になるだろうし、英語でコミュニケーションをとりたい人の場合はアウトプットも重視する必要があるだろう。

 

自分が何のために英語を学ぶのか、もう一度その目的に立ち返ろう。

その上で英語の学習に取りかかった方が効率がいい。

インプット無しにアウトプットをしても意味がない

英語をどんな目的で学ぶかによって、インプットとアウトプットのバランスが変わってくることはわかった。

さらに、どんな目的で英語を学ぶ場合でも非常に大事なポイントがもう1つある。

 

インプット無しに、アウトプットばかりしていても、なかなか上達できないという点だ。

 

どんな目的で英語を学ぶ場合でも、早く上達したいのであれば、インプット学習にアウトプットより多くの時間を割いた方がいい。

 

それは、英語の知識が自分の中に無い状態で、いくら出そうとしても、無いものは無いのだからできなくて当然だろう。

まずは、どんな目的で英語を上達させたいとしても、インプットしなくては始まらないのだ。

では実際のインプットとアウトプットのバランスは?

英語を学ぶ目的によって、実際はどれくらいの配分で英語のインプットとアウトプットをすればいいかチェックしていこう。

TOEICなどのテストスコアがほしい人

TOEICスコアがほしい場合は、ひたすらインプットに時間を割こう。

英語学習時間の9〜10割程度をインプットにあてるつもりで取り組んでいこう。

テスト対策と同時に使える英語力もあげたいとか、テスト対策だけではやる気が維持できない人は、1割程度の時間、オンライン英会話などに時間をあてるのもいい。

英語でコミュニケーションをとりたい人

英語でコミュニケーションをとるために英語を勉強する人でも、8割をインプットにあてるつもりで取り組もう。

残りの2割程度を会話練習にあてて、インプットした内容をどんどん実践で使って記憶に定着させていこう。

 

アウトプット2割だと少ないと感じるかもしれないが、それくらいインプットは大事だ。

外国の言語を覚えて使えるようになるためには、子供でない限り、使いながら覚えることは非常に効率が悪いので注意しよう。

 

間違ってしまいやすいのは、外国人とコミュニケーションをとるために英語を学ぶからといって、英会話スクールに通うだけになってしまうパターンだ。

これではいつまでたっても英語力が上達しなくて当たり前なのだ。

英語のインプットとアウトプットまとめ

英語学習では、アウトプット練習の方が楽しいし、続けやすいと思う人も多い。

それに比べて、インプット学習は地味だしコツコツとした努力を必要とするので挫折もしやすい。

 

しかし、本当のところ、外国語を習得しようとしたら、「新しい内容」をどんどん吸収し、覚えていくしか道はない。

新しい知識を取り入れることなく、アウトプットを続けていても、ワンパターンの会話しかできない状態になってしまう。

 

まずは、自分がどんな目的で英語を学ぶかを今一度考えて、少しずつでもいいからインプットを重ねていこう。